万年筆のある暮らし > 万年筆の基礎知識

万年筆の歴史:文化史

万年筆はペンとともに、1960年代頃までは手紙やはがき、公文書など改ざん不能な文書を書くための主な筆記具でした。
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万年筆の歴史:開発史

最初の万年筆は、1809年にイギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、ペン軸にインクを貯蔵するペンを発明し、特許を取得したものです。
同年に、イギリスのジョセフ・ブラマも同じような特許を取っており、この頃から「fountain pen」(泉のペンという意味)と呼ばれるようになりました。
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洗浄の方法:カートリッジ式

カートリッジをはずし、ペン先を水またはぬるま湯に数日浸しておき、インクを流れ出させます。
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洗浄の方法:吸引式・コンバーター式

残っているインクをビンに戻し、ペン先を水またはぬるま湯につけて吸引と排出を繰り返し、ペンから出てくる水が透明になるまで続けます。
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インクの充填方法:コンバーター式

カートリッジ式を採用した万年筆でも瓶入りインクを利用できるように、コンバーターと呼ばれるピストン式のインク吸入装置がメーカーにより供給されている場合が多くあります。
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インクの充填方法:カートリッジインク式

インクの補充を簡単に行うため、インクを詰めたカートリッジを用いる方法です。
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インクの充填方法:吸入式

ペン軸内にインクを吸入し、溜めておく事ができるものを吸入式といいます。
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インク:色インク

水によって脱染し、日光によって褪色するという欠点もありますが、美しい色彩と自由自在な色数が得られ、速乾性で空気の酸化で沈殿を生じることがないという利点があります。
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インク:コバルト

ブルーブラックインクからタンニン酸と硫酸第一鉄を除き、沈殿物をなくし、色彩の鮮やかさを強調したインクです。
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インク:カーボンブラック

カーボンブラックインクは水でにじむことがありませんので、万年筆のインクはにじむから、と万年筆自体を敬遠している方はこちらのインクを使用してみてください。
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インク:ブラック

水溶性ですが、固まると水では落ちない、という性質もあります。
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インク:ブルーブラック(BBインク)

ブルーブラックはインクの消費量の50%をしめており、日光や湿気によって褪色しない上、防水度も高く、永久保存の記録に最適で、インクの中では最高に優秀なインクです。
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万年筆の構造

万年筆は、いくつかの部品を組み合わせて作られています。
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万年筆の構造:本体

万年筆のキャップや胴軸(手荷物部分)は重量バランスを左右する部分であり、書き味にも影響を及ぼします。
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万年筆の構造:ペン芯

ペン芯とは、インクの貯蔵場所からペン先へとインクを導くための部分のことを指します。
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万年筆の構造:ペン先

万年筆は、ペン先の形状によって、書き味が変わってきます。
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万年筆の構造:キャップ

万年筆のキャップは、ペン先の保護をすると共に、インクが乾かないように密閉しておく役割もあります。
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万年筆を快適に使うには(メンテナンス)

万年筆の故障のほとんどは、長い間使わないことによってインクが中で固まってしまうことにより、インクが出なくなってしまうというものです。
そのため、日常的に使い、ペン先にインクを送り続けることが万年筆にとっては最もよいメンテナンスになります。
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インクの充填方法

万年筆にインクを充填する方法は大きく分けて2通りあります。
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インクの種類

万年筆は、インクにもたくさんの種類があり、現在日本で入手できるインクの種類は100種類を超えています。
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万年筆の構造:ペン先の太さ

万年筆による筆跡は、ペン先の太さによって大きく変化します。
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万年筆の構造:ペン先の素材

万年筆のペン先は、主に以下の2種類の素材に分けられます。

・金を使ったもの
・ステンレスを使ったもの

またその先端には、イリドスミンがついています。
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