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4本のヘミングウェイ ― 実録・万年筆物語

4本のヘミングウェイ ― 実録・万年筆物語4本のヘミングウェイ ― 実録・万年筆物語

グリーンアロー出版社 刊
発売日 2000-02


万年筆がアツイ。ヌルヌル、ヌラヌラ、スルスルと、天にも昇る書きごこち。魅惑の筆記具にとりつかれた、職人、メーカー、愛好家がくりひろげる現代の万年筆絵巻。



万年筆は 2000-12-01
万年筆は単なる筆記具である。単なる筆記具であるのだが、ある人にとってそれは単なる筆記具以上の存在となる。この本ではそうした万年筆に見入られてしまった方々が、それぞれの言葉で万年筆との関わりをそっと告白されている。この本を読むことで、あなたにもそのことがわかるだろう。そして困ったことに、次の日から万年筆売り場が気になりはじめることだろう。ちなみに本書の編者は画家であり、いたるところに万年筆で描かれたすばらしいイラストが添えられている。

タイトルでまず惹きつけられて…。 2000-11-30
 この本のタイトルは見事としか言いようがない。というのも、「ヘミングウェイ」が92年にモンブランから発売されたあの限定万年筆「ヘミングウェイ」であることが分かる人のみがズバリこの本の読者対象なのだ。「4本〜」とあるので、あの文豪と勘違いする人もまずいないだろう。 さて、この本には16人の職人、メーカーの人、愛好家が登場する。そして、それぞれが愛蔵、愛用の万年筆について熱く語る構成になっているのだが、私はじつは、巻頭の口絵にすっかり参ってしまった。そこにはそれぞれが1頁をもらって、いちばんお気に入りの万年筆で、いちばんお気に入りのインクを使い、いちばんお気に入りの紙の上に、いちばんお気に入りの言葉を書き記したものが載っていたのである。万年筆には、「書き味」と「書け味」があるということをすべて口絵でやってしまった本なのだ! 万年筆愛好家のみなさん、即買いの一冊です。5つ星!


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