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万年筆の構造:ペン先の素材

万年筆のペン先は、主に以下の2種類の素材に分けられます。

・金を使ったもの
・ステンレスを使ったもの

金を使ったものは、高価であるため、高級万年筆に使われています。
金はさびにくいため、インクに含まれる硫酸や硝酸、塩酸に腐食されません。
また、金の含有率によって14金ものもと18金のものに分けられます。
書き味はしなやかです。

ステンレスを使ったものは、金に最も近い書きやすさと耐酸性があります。
低価格なため、中級以下の万年筆に使われます。


またその先端には、イリジウム、オスミウム、ルテニウムが65%、白金やその他の金属が35%で配合した合金であるイリドスミンがついています。
この合金は、金属では最も硬く、最も重い金属です。
表面は、磨くと銀光沢の滑らかさが出てきます。
この合金は、耐酸性・耐摩耗性に優れ、1日1000字書く人でも約10年間の使用に耐えられます。

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