セイロン 05年クオリティーシーズン:ディンブラ・マタケレ茶園 BOP INV.150
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セイロン・ディンブラ2005年クオリティー・シーズン。目の前にぱっ!と草原が広がる爽快なアロマ。
スリランカ南西部の紅茶産地。世界三大紅茶に挙げられるウバとは山を挟んで、反対側にあります。 ウバがクオリティー・シーズンを夏季に迎えるのとは逆に、冬の乾期にクオリティー・シーズンを迎えます。 標高3500〜5000フィートに位置するいわゆる「ハイグロウン」生産地帯。1870年代にスリランカがコーヒーから紅茶栽培へと転換した際に、最も早く紅茶栽培を開始した産地の一つです。 ウバと同じように、かなり細かい茶葉。セイロンはローターバンを多用するのでこういったBOPがメインのようですね。 ちょっとウバのクオリティー・シーズンを思わせる直線的な香り。 目の前にぱっ!と草原が広がる爽快なアロマです。 適度な刺激も魅力的!! 一口飲むとす〜っと香りが広がる爽やかさがありますが、ウバのような強烈なメンソール風フレーバーはなく、飲みやすい。 かといって軽やか、という訳ではなく、香りの下にどっしりと骨太な基礎がある。といった感じでしょうか。 セイロンのハイグロウンの上質茶に共通するシャープな美味しさって、あるんですね〜。 きりりと心地よい渋みが印象的な余韻を演出。 明るい鮮紅色の水色が美しい。水色が紅茶のキャラクターをよく現していますね。 茶葉について: グレードBOP=Broken Orange Pekoe セイロンのBOPらしく、かなり細かいです。 ローターバンと呼ばれるミンチ機のような機械で細かくしているためです。その方が香りや美味しさが出る!と茶園の方達は仰っていましたが… |